令和6年度 第9問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 9〕 長時間労働者に対する医師による面接指導に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (出典)第56回(令和6年度)社会保険労務士試験 択一式 労働基準法及び労働安全衛生法 問9/全国社会保険労務士会連合会試験センター
解説
誤っているものを選ぶ問題で、正答はD。面接指導の費用はいずれも事業者負担ですが、面接指導に要した時間の賃金の扱いは2つの制度で違います。法66条の8の一般の面接指導は労働者の申出によって行われるため、賃金の支払は「望ましい」にとどまります。これに対して法66条の8の2の研究開発業務の面接指導は、申出がなくても事業者に実施義務があるので、その時間は労働時間と解され賃金の支払が必要です。「いずれも当然には事業者の負担すべきものではなく」とまとめている点が誤りです。 Aは正しい。一般の面接指導は、時間外・休日労働が月80時間を超え、かつ疲労の蓄積が認められる労働者が対象です。 Bは正しい。研究開発業務は月100時間超が要件で、こちらは労働者の申出を要しません。「80時間・申出あり」と「100時間・申出不要」の対比で押さえてください。 Cは正しい。労働時間の状況の把握義務は、管理監督者や機密事務取扱者にも及びます。労働時間の規制が外れる人でも、健康確保のための把握は外れません。 Eは正しい。派遣労働者への面接指導の実施義務は派遣元事業主にあります。一般健康診断も派遣元、特殊健康診断は派遣先です。 ▶ テキスト: 労働安全衛生法「長時間労働者への面接指導」「派遣労働者への適用関係」
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