社会保険労務士の勉強法・学習計画
学習時間の目安・10科目をどの順番でどれだけやるか・選択式の足切りをどう防ぐか・直前1ヶ月に何をするか。 働きながら独学で合格を狙う人向けに、迷いどころを順番に片づけていきます。
結論:社労士の勉強法は3つの原則で決まる
年金2法に全体の3割を配分する
国民年金法と厚生年金保険法で択一20問。ここが崩れると合格が遠のきます。逆に安衛法や労働一般は投入時間に対する見返りが小さいので、あらかじめ上限時間を決めて切り上げます。
捨て科目をつくらない
科目最低点があるため、1科目でも空白にすると総得点に関係なく落ちます。「得意科目で稼ぐ」より「どの科目でも最低ラインは取れる」状態を優先します。
直前期は全科目を薄く毎日回す
10科目を1科目ずつ順番に復習すると、最初に戻ってきたときには忘れています。直前2ヶ月は全科目を毎日少しずつ触る形に切り替えます。
必要な学習時間と現実的なペース
1日2時間
約1年半
平日中心・休日に上積み
1日3時間
約1年
朝1時間+夜2時間が定番
1日4時間
約8ヶ月
短期集中。継続の設計が前提
目安は800〜1,000時間。ただし総時間より配分のほうが重要です。 年金2法に約3割、労働法パート(労基・安衛・労災・雇用・徴収)に約4割、 健保に約1割、一般常識2科目に約1.5割、残りを横断整理と過去問の回転に充てる—— この形が破綻しにくい配分です。
10科目の学習順序と時間配分
労働法から入り、社会保険へ進み、一般常識を最後に置くのが定番です。 なかでも国民年金法を厚生年金保険法より前に学ぶことが決定的に重要です。 基礎年金という1階部分を先に作らないと、厚年の2階部分が積み上がりません。
労働基準法
80〜100h用語の土台をつくる。判例と数字要件の二層構造に慣れる
労働安全衛生法
40〜60h選任要件と健康診断に絞る。上限時間を決めて切り上げる
労働者災害補償保険法
70〜90h給付体系マップを描けるようにする
雇用保険法
80〜100h所定給付日数の表を白紙から書けるまで反復
労働保険徴収法
40〜50h択一のみ6問。範囲が狭く最も得点効率が高い
健康保険法
80〜100h標準報酬など社会保険3法の共通骨格を掴む
国民年金法
110〜130h基礎年金の土台。厚年より必ず先に
厚生年金保険法
120〜150h国年と横断表で並べながら2階部分を乗せる
労働一般
60〜80h諸法令で下支え。白書は傾向だけ。時間上限を守る
社会一般
60〜70h社労士法から着手。健保・年金の知識が効く
1科目の進め方:インプット→過去問→横断整理
インプット中心(テキスト+動画)
テキストを読み、同じ節の動画で確認し、用語集でアウトプットする。この段階では「覚える」より「全体の地図をつくる」ことを優先します。完璧に覚えようとして1科目に留まるのが、独学で最も多い失敗です。1周目は7割の理解で次へ進みます。
過去問中心(アウトプットへ転換)
科目別に過去問を回し、間違えた肢の「なぜ誤りか」を言葉で説明できるまで戻ります。ここで初めて数字要件が定着します。過去問5年分を3回転が目安。新しい問題を増やすより、同じ問題の処理精度を上げるほうが得点は伸びます。
横断整理+全科目を毎日回す
労災と健保、国年と厚年のように似た制度を並べた横断表で差分を固めます。同時に、全10科目を毎日薄く回す形に切り替えます。1科目ずつ集中して復習すると、戻ってきたときには忘れているためです。法改正のまとめ確認もこの時期に。
選択式の足切りを防ぐ
社労士試験で最も多い落ち方は「択一の総得点は足りていたのに、選択式の1科目で最低点を割った」です。 選択式は1科目5点しかないため、知らない語句が2つ並ぶだけで危険域に入ります。完全な防御策はありませんが、リスクは確実に下げられます。
条文の言い回しごと覚える
択一は意味が合っていれば正解できますが、選択式は語句そのものを選びます。目的条文や重要条文は、意味ではなく表現で覚えます。
労働一般は諸法令で下支えする
白書・統計は当たり外れが大きい一方、労働契約法・労働組合法・パート有期法などは条文から出ます。ここを固めておけば、統計が壊滅しても3点に届く可能性が上がります。
全科目を毎日触る
手をつけていない科目があると、その科目が出題されたときに何も埋められません。直前期は薄くても全科目を毎日回します。
救済を前提にしない
補正が入る年もありますが、毎年ではありません。「2点でも救済があるかも」を計画に織り込むと、最低点を守る意識が緩みます。
直前1ヶ月にやること・やらないこと
やること
- ✓数字要件の一覧を毎日1周する
- ✓横断表(労災×健保、国年×厚年)を見返す
- ✓法改正のまとめを確認する
- ✓択一210分の通し演習を最低2回
- ✓手薄な科目を洗い出して最低ラインだけ埋める
やらないこと
- ✗新しい教材に手を出す
- ✗安衛法や統計の細部を追いかける
- ✗1科目だけを集中して復習する
- ✗睡眠時間を削って詰め込む
- ✗模試の点数だけを見て一喜一憂する
よくある質問
社会保険労務士は独学で合格できますか?+
学習時間はどのくらい必要ですか?+
科目はどの順番で学ぶべきですか?+
選択式の足切り対策はどうすればいいですか?+
過去問は何年分やればいいですか?+
法改正はどこまで追うべきですか?+
この記事を書いた人
社労士になる子ちゃん編集部
社会保険労務士試験の学習サイト「なる子ちゃん」を運営する編集チーム。10科目のWebテキスト・過去問解説・用語集など、受験生が独学で合格するためのコンテンツを制作しています。
運営者情報を見る →関連ガイド・コンテンツ
独学でも合格をつかみ取れる!
動画・テキスト・過去問・図解まですべて網羅!
予備校代の1/10以下で、独学の不安をまるごと解決できます
全10科目の解説動画が見放題!連続再生・科目別・ブックマーク再生でスキマ時間に効率よく学べます。プレミアム限定
択一式・選択式の年度別/科目別演習が無制限!何度も解きなおせます。マイページで苦手管理もばっちり。プレミアム限定
節ごとの解説動画とテキストPDFで、通勤中もオフラインで復習できる。図解つきでイメージが残る。プレミアム限定
科目別テキストPDFダウンロード可能!ダウンロード後は半永久的に利用可能で、印刷して好きな使い方で学べます。プレミアム限定
テキストのブックマーク管理で苦手分野・何度も確認したい部分を徹底管理可能!プレミアム限定
学習記録・成績管理で自分の進捗を可視化。どの科目に集中すべきか一目でわかる。プレミアム限定
プレミアムプラン
¥7,800/ 購入日から1年間有効(税込)
決済はStripe(世界最高水準・PCI-DSS準拠)で安全に処理されます。カード情報は当サービスに保存されません。
