令和6年度 第4問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 4〕 次の記述のうち、老齢厚生年金の支給繰下げの申出をすることができないものはいくつあるか。 なお、いずれも、老齢厚生年金の支給繰下げの申出に係るその他の条件を満たしているものとする。 ア 老齢厚生年金の受給権を取得したときに障害厚生年金の受給権者であった者。 イ 老齢厚生年金の受給権を取得したときに遺族厚生年金の受給権者であった者。 ウ 老齢厚生年金の受給権を取得したときに老齢基礎年金の受給権者であった者。 エ 老齢厚生年金の受給権を取得したときに障害基礎年金の受給権者であった者。 オ 老齢厚生年金の受給権を取得したときに遺族基礎年金の受給権者であった者。 (出典)第56回(令和6年度)社会保険労務士試験 択一式 厚生年金保険法 問4/全国社会保険労務士会連合会試験センター
解説
繰下げの申出ができないものを数える問題で、正答はC(三つ)。できないのはア・イ・オです。 老齢厚生年金の繰下げは、その受給権を取得したときに他の年金たる給付の受給権者であった場合にはできません。ただし、老齢基礎年金・付加年金・障害基礎年金などはこの「他の年金たる給付」から除かれています。 アの障害厚生年金、イの遺族厚生年金、オの遺族基礎年金はいずれも除外されていないので、繰下げの申出はできません。 ウの老齢基礎年金とエの障害基礎年金は除外されているので、繰下げの申出ができます。 同じ「障害」でも障害基礎年金は除外され障害厚生年金は除外されない、同じ「基礎年金」でも障害基礎年金は除外され遺族基礎年金は除外されない——この2本の線をどちらも引けるかが問われています。 ▶ テキスト: 厚生年金保険法「老齢厚生年金の繰上げと繰下げ」
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