社会保険に関する一般常識平成28年度第9問
平成28年度 第9問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 9〕 各種統計調査等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (出典)第48回(平成28年度)社会保険労務士試験 択一式 労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識 問9/全国社会保険労務士会連合会試験センター
A厚生労働省から平成27年12月に公表された「平成26年国民年金被保険者実態調査結果の概要」によると、平成24年度及び平成25年度の納付対象月の国民年金保険料を全く納付していない者(平成25年度末に申請全額免除、学生納付特例又は若年者納付猶予を受けていた者を除く。)が納付しない理由は、「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」が約7割と最も高くなっている。
B厚生労働省から平成27年12月に公表された「平成26年年金制度基礎調査(障害年金受給者実態調査)」によると、障害年金受給者(本問において、当該調査における障害厚生年金又は障害基礎年金等を受給している者をいう。)のうち、生活保護を受給している者の割合は、日本の全人口に対する生活保護受給人口の割合(1.7%)より高くなっている。
C厚生労働省から平成27年10月に公表された「平成25年度国民医療費の概況(」以下本問において「平成25年度国民医療費の概況」という。)によると、医療機関等における保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用の推計である平成25年度の国民医療費は全体で40兆円を超え、人口一人当たりでは30万円を超えている。
D「平成25年度国民医療費の概況」によると、「公費負担医療給付分」、「医療保険等給付分」、「後期高齢者医療給付分」、「患者等負担分」等に区分される平成25年度の制度区分別国民医療費において、「後期高齢者医療給付分」は全体の30%を超えている。
E厚生労働省が公表した平成26年度の国民年金保険料の納付状況によると、平成26年度中に納付された現年度分保険料にかかる納付率は73.1%となり、前年度の70.9%から2.2ポイントの上昇となった。また、国民年金保険料の納付率(現年度分)の推移をみてみると、基礎年金制度が導入された時から約10年は、納付率は80%台であったが、平成14年度以降、現在に至るまで70%台になっている。正解
解説
正答はE。平成26年度の国民年金保険料の現年度分納付率は63.1%(前年度60.9%)です。73.1%/70.9%ではありません。納付率は平成14年度以降60%前後で推移し、平成22年度から24年度は50%台まで落ち込んだ後、平成25年度から上昇に転じています。 A〜Dは正しい。未納の理由の最多が「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」で約7割、障害年金受給者の生活保護受給割合が全人口の割合より高いこと、国民医療費が40兆円超・1人当たり30万円超であること、後期高齢者医療給付分が30%超であること、いずれも公表資料のとおりです。 ▶ テキスト: 社会保険に関する一般常識「社会保障制度の体系」
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