令和2年度 第5問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 5〕 健康保険法に関する次のアからオの記述のうち、正しいものの組合せは、後記AからEまでのうちどれか。 ア 被扶養者の要件として、被保険者と同一の世帯に属する者とは、被保険者と住居及び家計を共同にする者をいい、同一の戸籍内にあることは必ずしも必要ではないが、被保険者が世帯主でなければならない。 イ 任意継続被保険者の申出は、被保険者の資格を喪失した日から20日以内にしなければならず、保険者は、いかなる理由がある場合においても、この期間を経過した後の申出は受理することができない。 ウ 季節的業務に使用される者について、当初4か月以内の期間において使用される予定であったが業務の都合その他の事情により、継続して4か月を超えて使用された場合には使用された当初から一般の被保険者となる。 エ 実際には労務を提供せず労務の対償として報酬の支払いを受けていないにもかかわらず、偽って被保険者の資格を取得した者が、保険給付を受けたときには、その資格を取り消し、それまで受けた保険給付に要した費用を返還させることとされている。 オ 事業主は、被保険者に支払う報酬がないため保険料を控除できない場合でも、被保険者の負担する保険料について納付する義務を負う。 (出典)第52回(令和2年度)社会保険労務士試験 択一式 健康保険法 問5/全国社会保険労務士会連合会試験センター
解説
正答はE。正しいのはエとオです。 エは正しい。労務を提供せず報酬も受けていないのに偽って資格を取得した場合は、資格を取り消し、受けた保険給付に要した費用を返還させます。 オは正しい。報酬がなく控除できない場合でも、事業主は被保険者負担分を含めて納付義務を負います。 アは誤り。「同一の世帯」は住居と家計を共同にしていればよく、被保険者が世帯主である必要はありません。 イは誤り。正当な理由があると保険者が認めたときは、20日を過ぎた申出も受理できます。 ウは誤り。当初4か月以内の予定だったのなら、結果として4か月を超えても被保険者になりません。最初から4か月を超える予定であれば当初から被保険者です。 ▶ テキスト: 健康保険法「被扶養者の範囲と収入要件」「任意継続被保険者」「当然被保険者になる人・ならない人」
この問題を実際に解いてみる
プレミアム会員は年度別・科目別演習が無制限