健康保険法令和7年度第3問
令和7年度 第3問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 3〕 健康保険法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (出典)第57回(令和7年度)社会保険労務士試験 択一式 健康保険法 問3/全国社会保険労務士会連合会試験センター
A日雇特例被保険者又はその被扶養者は、保険者より交付された特別療養費受給票を保険医療機関等に提出して、特別療養費の支給を受けることができる。特別療養費受給票は、特別療養費の支給を受けることのできる日雇特例被保険者で、初めて特別療養費の支給に係る日雇特例被保険者手帳の交付を受けた日の属する月の初日から起算して3か月(月の初日に日雇特例被保険者手帳の交付を受けた者については、2か月)を経過していない者等の申請により、保険者が交付する。
B偽りその他不正の行為によって保険給付を受けた者から保険者がその保険給付の価額の全部又は一部を徴収する場合において、事業主が虚偽の報告若しくは証明をし、又は保険医療機関において診療に従事する保険医若しくは主治の医師が、保険者に提出されるべき診断書に虚偽の記載をしたため、その保険給付が行われたものであるときは、保険者は、当該事業主、保険医又は主治の医師に対し、保険給付を受けた者に連帯して徴収金を納付すべきことを命ずることができる。
C日雇特例被保険者を使用する事業主(日雇特例被保険者が1日において2以上の事業所に使用される場合においては、その者を使用するそれぞれの事業主)は、日雇特例被保険者を使用する日ごとに、その者及び自己の負担すべきその日の標準賃金日額に係る保険料を納付する義務を負う。事業主は、この規定により保険料を納付したときは、日雇特例被保険者の負担すべき保険料額に相当する額をその者に支払う賃金から控除することができる。この場合においては、事業主は、その旨を日雇特例被保険者に告げなければならない。正解
D事業主は、被保険者の資格の取得及び喪失の確認又は標準報酬(標準報酬月額及び標準賞与額をいう。)の決定若しくは改定の通知があったときは、速やかに、これを被保険者又は被保険者であった者に通知しなければならない。
E保険料等の賦課若しくは徴収の処分又は滞納処分に不服のある者は、社会保険審査会に対して審査請求をすることができる。この不服申立てに対する審査は一審制で行われる。
解説
誤っているものを選ぶ問題で、正答はC。日雇特例被保険者が同じ日に2以上の事業所で使用される場合、保険料の納付義務を負うのは「その者を最初に使用する事業主」です。それぞれの事業主が二重に負うわけではありません。 Aは正しい。特別療養費受給票は、初めて手帳の交付を受けた日の属する月の初日から3か月(月の初日に交付を受けた者は2か月)を経過していない者等の申請により交付されます。 Bは正しい。事業主が虚偽の報告をしたり医師が虚偽の診断書を書いたために不正受給が行われたときは、その者に受給者と連帯して徴収金を納付するよう命ずることができます。 Dは正しい。資格の得喪の確認や標準報酬の決定・改定の通知を受けた事業主は、速やかに被保険者へ通知します。 Eは正しい。保険料等の賦課・徴収の処分や滞納処分への不服は社会保険審査会への審査請求で、一審制です。保険給付や資格の処分が二審制なのと対になります。 ▶ テキスト: 健康保険法「保険料の負担・納付・免除」「不服申立ての2つのルート」
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