令和2年度 第8問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 8〕 国民年金法に基づく厚生労働大臣の権限等に関する次のアからオの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記AからEまでのうちどれか。 ア 被保険者から、預金又は貯金の払出しとその払い出した金銭による保険料の納付をその預金口座又は貯金口座のある金融機関に委託して行うことを希望する旨の申出があった場合におけるその申出の受理及びその申出の承認の権限に係る事務は、日本年金機構に委任されており、厚生労働大臣が自ら行うことはできない。 イ 被保険者の資格又は保険料に関する処分に関し、被保険者に対し、国民年金手帳、出産予定日に関する書類、被保険者若しくは被保険者の配偶者若しくは世帯主若しくはこれらの者であった者の資産若しくは収入の状況に関する書類その他の物件の提出を命じ、又は職員をして被保険者に質問させることができる権限に係る事務は、日本年金機構に委任されているが、厚生労働大臣が自ら行うこともできる。 ウ 受給権者に対して、その者の身分関係、障害の状態その他受給権の消滅、年金額の改定若しくは支給の停止に係る事項に関する書類その他の物件を提出すべきことを命じ、又は職員をしてこれらの事項に関し受給権者に質問させることができる権限に係る事務は、日本年金機構に委任されており、厚生労働大臣が自ら行うことはできない。 エ 国民年金法第1条の目的を達成するため、被保険者若しくは被保険者であった者又は受給権者に係る保険料の納付に関する実態その他の厚生労働省令で定める事項に関する統計調査に関し必要があると認めるときは、厚生労働大臣は、官公署に対し、必要な情報の提供を求めることができる。 オ 国民年金原簿の訂正請求に係る国民年金原簿の訂正に関する方針を定め、又は変更しようとするときは、厚生労働大臣は、あらかじめ、社会保険審査会に諮問しなければならない。 (出典)第52回(令和2年度)社会保険労務士試験 択一式 国民年金法 問8/全国社会保険労務士会連合会試験センター
解説
正答はD。誤っているのはウとオです。 ウは誤り。受給権者への書類提出命令や質問の権限は日本年金機構に委任されていますが、厚生労働大臣が自ら行うこともできます。 オは誤り。国民年金原簿の訂正に関する方針を定め、変更しようとするときの諮問先は「社会保障審議会」です。社会保険審査会ではありません。 ア・イ・エは正しい。口座振替の申出の受理・承認は機構に専属的に委任され、被保険者への書類提出命令等は厚生労働大臣も自ら行うことができ、統計調査のための情報提供は官公署に求めることができます。 ▶ テキスト: 国民年金法「国民年金の目的と管掌」
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