厚生年金保険法平成28年度第10問
平成28年度 第10問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 10〕 厚生年金保険法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (出典)第48回(平成28年度)社会保険労務士試験 択一式 厚生年金保険法 問10/全国社会保険労務士会連合会試験センター
A第1号厚生年金被保険者の資格の取得及び喪失に係る厚生労働大臣の確認は、事業主による届出又は被保険者若しくは被保険者であった者からの請求により、又は職権で行われる。
B障害厚生年金の年金額の計算に用いる給付乗率は、平成15年3月以前の被保険者期間と、いわゆる総報酬制が導入された平成15年4月以降の被保険者期間とでは適用される率が異なる。
C「精神又は神経系統に、労働が著しい制限を受けるか、又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度の障害を残すもの」は、厚生年金保険の障害等級3級の状態に該当する。
D適用事業所に使用される70歳以上の遺族厚生年金の受給権者が、老齢厚生年金、国民年金法による老齢基礎年金その他の老齢又は退職を支給事由とする年金たる給付であって政令で定める給付の受給権を有しない場合、実施機関に申し出て、被保険者となることができる。なお、この者は厚生年金保険法第12条の被保険者の適用除外の規定に該当しないものとする。
E被保険者が死亡したことによる遺族厚生年金の額は、死亡した者の被保険者期間を基礎として同法第43条第1項の規定の例により計算された老齢厚生年金の額の4分の3に相当する額とする。この額が、遺族基礎年金の額に4分の3を乗じて得た額に満たないときは、当該4分の3を乗じて得た額を遺族厚生年金の額とする。正解
解説
正答はE。遺族厚生年金の額は死亡した者の老齢厚生年金の額の4分の3ですが、短期要件では被保険者期間が300か月未満なら300か月とみなす、という最低保障が働きます。「遺族基礎年金の額の4分の3」と比べる仕組みはありません。 Aは正しい。資格の得喪の確認は、届出・請求・職権のいずれによっても行われます。 Bは正しい。給付乗率は平成15年3月以前と4月以後(総報酬制)で異なります。 Cは正しい。厚生年金保険の障害等級3級の状態の一つです。 Dは正しい。70歳以上の高齢任意加入被保険者の要件です。 ▶ テキスト: 厚生年金保険法「遺族厚生年金の額と2つの寡婦加算」
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