厚生年金保険法令和4年度第5問
令和4年度 第5問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 5〕 老齢厚生年金の支給繰上げ、支給繰下げに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (出典)第54回(令和4年度)社会保険労務士試験 択一式 厚生年金保険法 問5/全国社会保険労務士会連合会試験センター
A老齢厚生年金の支給繰上げの請求は、老齢基礎年金の支給繰上げの請求を行うことができる者にあっては、その請求を同時に行わなければならない。
B昭和38年4月1日生まれの男性が老齢厚生年金の支給繰上げの請求を行い、60歳0か月から老齢厚生年金の受給を開始する場合、その者に支給する老齢厚生年金の額の計算に用いる減額率は24パーセントとなる。
C68歳0か月で老齢厚生年金の支給繰下げの申出を行った者に対する老齢厚生年金の支給は、当該申出を行った月の翌月から開始される。
D老齢厚生年金の支給繰下げの申出を行った場合でも、経過的加算として老齢厚生年金に加算された部分は、当該老齢厚生年金の支給繰下げの申出に応じた増額の対象とはならない。正解
E令和4年4月以降、老齢厚生年金の支給繰下げの申出を行うことができる年齢の上限が70歳から75歳に引き上げられた。ただし、その対象は、同年3月31日時点で、70歳未満の者あるいは老齢厚生年金の受給権発生日が平成29年4月1日以降の者に限られる。
解説
誤っているものを選ぶ問題で、正答はD。経過的加算として老齢厚生年金に加算される部分も、繰下げによる増額の対象になります。 Aは正しい。老齢基礎年金の繰上げができる人は、老齢厚生年金の繰上げと同時に請求します。 Bは正しい。昭和37年4月2日以後生まれの減額率は1月あたり0.4%なので、60月繰り上げれば24%の減額です。 Cは正しい。繰下げの申出をした月の翌月から支給が始まります。 Eは正しい。繰下げの上限が75歳になったのは令和4年4月からで、対象は令和4年3月31日時点で70歳未満の者などに限られます。 ▶ テキスト: 厚生年金保険法「老齢厚生年金の繰上げと繰下げ」「経過的加算と在職定時改定」
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