社労士になる子ちゃん
雇用保険法令和7年度第6問

令和7年度 第6問 解説

問題文

▼ 次の問いに答えてください。 〔問 6〕 一般被保険者に係る基本手当の給付制限に関する次の記述のうち、誤っているものはいくつあるか。 ア 基本手当の受給資格者が、公共職業安定所に紹介された事業主の面接を受けて採用通知を受けた直後において、正当な理由がなく就職することを拒否した場合、当該受給資格者はこれを理由に給付制限を受ける。 イ 建築、配線、潜水作業等の専門の知識、技能を有しない基本手当の受給資格者が、公共職業安定所にそれら専門の知識、技能を必要とする職業を紹介され、当該職業に就くことを拒んだ場合、当該受給資格者はこれを理由とした給付制限を受けない。 ウ 公共職業安定所が、離職時より住所又は居所を変更していない基本手当の受給資格者に対し、その者の受けることができる基本手当の額のおおむね100分の100よりも低くなる賃金の手取額である就職先を離職直後に紹介した場合、当該受給資格者が、当該手取額を理由として当該職業に就くことを拒んだとき、当該受給資格者はこれを理由とした給付制限を受けない。 エ 基本手当の受給資格者が、公共職業安定所に紹介された事業所の労働時間が不当であるとして当該職業に就くことを拒んだ場合であって、公共職業安定所が当該事業所の労働時間につき、法令には反しないがその地域の同種の業務において行われるものに比べて不当であると判定したとき、当該受給資格者はこれを理由とした給付制限を受けない。 オ 一時的に2か月間賃金の2分の1が不払いとなったことがある事業所を公共職業安定所から紹介された基本手当の受給資格者が当該事業所の職業に就くことを拒んだ場合、紹介された時点では当該事業所の賃金不払いが解消しており、今後は正当な時期に賃金が支払われることが確実であっても、当該受給資格者はこれを理由とした給付制限を受けない。 (出典)第57回(令和7年度)社会保険労務士試験 択一式 雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) 問6/全国社会保険労務士会連合会試験センター

A一つ正解
B二つ
C三つ
D四つ
E五つ

解説

誤っているものの数を数える問題で、正答はA(一つ)。誤っているのはオだけです。 オは誤り。過去に賃金の不払いがあった事業所でも、紹介の時点で不払いが解消していて今後は正当な時期に支払われることが確実であれば、就職を拒む正当な理由になりません。したがって給付制限を受けます。「受けない」とした点が誤りです。 アは正しい。採用通知を受けた直後に正当な理由なく就職を拒めば給付制限を受けます。 イは正しい。その技能を持たない人に専門的な職業を紹介しても、拒むことに正当な理由があります。 ウは正しい。紹介された職業の賃金の手取額が、その人が受けられる基本手当の額のおおむね100分の100より低くなるようなときは、拒んでも給付制限を受けません。働いたほうが手取りが減るのでは紹介の意味がないからです。 エは正しい。労働時間が法令には反していなくても、その地域の同種の業務に比べて不当だと安定所が判定すれば、拒むことに正当な理由があります。 ▶ テキスト: 雇用保険法「基本手当の給付制限」

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