令和6年度 第5問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 5〕 遺族補償年金の受給権に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。 なお、本問において、「遺族補償年金を受ける権利を有する遺族」を「当該遺族」という。 ア 遺族補償年金の受給権は、当該遺族が死亡したときには消滅する。 イ 遺族補償年金の受給権は、当該遺族が婚姻(届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)をしたときには消滅する。 ウ 遺族補償年金の受給権は、当該遺族が直系血族又は直系姻族以外の者の養子(届出をしていないが、事実上養子縁組関係と同様の事情にある者を含む。)となったときには消滅する。 エ 遺族補償年金の受給権は、当該遺族である子・孫が18歳に達した日以後の最初の3月31日が終了したときには消滅する。 オ 遺族補償年金の受給権は、当該遺族である兄弟姉妹が18歳に達した日以後の最初の3月31日が終了したときには消滅する。 (出典)第56回(令和6年度)社会保険労務士試験 択一式 労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) 問5/全国社会保険労務士会連合会試験センター
解説
正しいものの数を数える問題で、正答はC(三つ)。正しいのはア・イ・ウです。 遺族補償年金の失権事由は、①死亡、②婚姻(事実婚を含む)、③直系血族・直系姻族以外の者の養子(事実上の養子縁組を含む)となったこと、④離縁による親族関係の終了、⑤子・孫・兄弟姉妹が18歳に達した日以後の最初の3月31日が終了したこと、⑥障害の状態にあることで受給していた者からその事情がなくなったこと、の6つです。ア・イ・ウはそれぞれ①②③そのままなので正しい記述です。 エとオは誤り。⑤には「労働者の死亡の時から引き続き障害の状態にあるときを除く」という但書があります。障害の状態が続いている子・孫・兄弟姉妹は、18歳の年度末が来ても失権しません。エとオは同じ但書を落とした枝を、子・孫と兄弟姉妹に振り分けて2つ並べたものです。年齢の数字ではなく但書が問われている点に注意してください。 ▶ テキスト: 労働者災害補償保険法「遺族補償給付と転給」
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