労務管理その他の労働に関する一般常識令和5年度第3問
令和5年度 第3問 解説
問題文
▼ 次の問いに答えてください。 〔問 3〕 我が国のパートタイム・有期雇用労働者の雇用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 なお、本問は、「令和3年パートタイム・有期雇用労働者総合実態調査(事業所調査)(厚生労働省)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。 (出典)第55回(令和5年度)社会保険労務士試験 択一式 労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識 問3/全国社会保険労務士会連合会試験センター
Aパートタイム・有期雇用労働者の雇用状況をみると、「パートタイム・有期雇用労働者を雇用している」企業の割合は7割を超えている。正解
B「パートタイム・有期雇用労働者を雇用している」企業について、雇用している就業形態(複数回答)をみると、「有期雇用パートタイムを雇用している」の割合が最も高く、次いで「無期雇用パートタイムを雇用している」、「有期雇用フルタイムを雇用している」の順となっている。
C正社員とパートタイム・有期雇用労働者を雇用している企業について、パートタイム・有期雇用労働者を雇用する理由(複数回答)をみると、「有期雇用フルタイム」では「定年退職者の再雇用のため」、「仕事内容が簡単なため」、「人を集めやすいため」が上位3つを占めている。「有期雇用パートタイム」では「定年退職者の再雇用のため」の割合が6割を超えている。
D正社員とパートタイム・有期雇用労働者を雇用している企業が行っている教育訓練の種類(複数回答)について、正社員に実施し、うち「無期雇用パートタイム」「有期雇用パートタイム」「有期雇用フルタイム」にも実施している企業の割合をみると、いずれの就業形態においても「入職時のガイダンス(Off-JT)」が最も高くなっている。
E「無期雇用パートタイム」「有期雇用パートタイム」「有期雇用フルタイム」のいずれかの就業形態に適用される正社員転換制度がある企業について、正社員に転換するに当たっての基準(複数回答)別企業の割合をみると、「パートタイム・有期雇用労働者の所属する部署の上司の推薦」の割合が最も高く、次いで「人事評価の結果」、「(一定の)職務経験年数」の順となっている。
解説
正答はA。パートタイム・有期雇用労働者を雇用している企業の割合は75.4%で、7割を超えています。 Bは誤り。雇用している就業形態で最も高いのは「無期雇用パートタイムを雇用している」で51.4%、次いで「有期雇用パートタイムを雇用している」27.1%です。 Cは誤り。「定年退職者の再雇用のため」が6割を超えるのは有期雇用フルタイムで61.9%です。有期雇用パートタイムでは37.5%にとどまります。また有期雇用フルタイムの上位3つは、定年退職者の再雇用、経験・知識・技能のある人の採用、正社員の代替要員の確保で、設問の並びとは違います。 Dは誤り。いずれの就業形態でも最も高いのは「日常的な業務を通じた、計画的な教育訓練(OJT)」です。 Eは誤り。正社員転換の基準は「人事評価の結果」が67.7%で最も高く、次いで「上司の推薦」48.8%、「職務経験年数」41.1%です。順位が入れ替えられています。 ▶ テキスト: 労務管理その他の労働に関する一般常識「パートタイム・有期雇用労働者の待遇」「有期労働契約と無期転換ルール」
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