ひとことで言うと
職場に潜む危険性や有害性を事前に洗い出して評価し、その結果に基づいて対策を打つ取組みです。安衛法では「危険性又は有害性等の調査」と呼ばれます。
解説
リスクアセスメントとは、建設物、設備、原材料、ガス、蒸気、粉じん等による、又は作業行動その他業務に起因する危険性又は有害性等を調査し、その結果に基づいて必要な措置を講ずる一連の取組みをいいます。安衛法上は努力義務として定められています。
くわしく解説
事業者は、建設物、設備、原材料、ガス、蒸気、粉じん等による、又は作業行動その他業務に起因する危険性又は有害性等(一定のものを除く)を調査し、その結果に基づいて、法令の規定による措置を講ずるほか、労働者の危険又は健康障害を防止するため必要な措置を講ずるように努めなければなりません。
この「危険性又は有害性等の調査」のことをリスクアセスメントといいます。
背景にあるのは、生産工程の多様化・複雑化や、新たな機械設備・化学物質の導入が進み、事業場内における労働災害の原因が多様化したという事情です。法令が個別に定めた基準を守るだけでは、想定外の危険を拾いきれなくなってきたということです。
条文の語尾に注意してください。「講ずるように努めなければならない」とあるとおり、努力義務として定められています。ただし、一定の危険有害な化学物質については、別途、調査そのものが義務として課されています。
具体例で考えよう
食品工場に新しい自動包装機を導入するとき、稼働前に「刃部に手が入るか」「清掃時に電源が切れているか」を洗い出して対策を決める。この一連の作業がリスクアセスメントです。
試験対策ポイント
安衛法上の名称は「危険性又は有害性等の調査」。調査結果に基づき、法令上の措置に加えて必要な措置を講ずる努力義務。背景は生産工程の多様化・複雑化と新たな機械設備・化学物質の導入による災害原因の多様化
関連法令
労働安全衛生法28条の2
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